地獄を舞台に繰り広げられるブラックコメディ『鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)』。
冷徹な主人公・鬼灯(ほおずき)と個性豊かなキャラクターたちが織りなす、笑いが詰まった人気作品です。
本記事では漫画の概要や登場人物、そして全巻無料で読める方法があるのかについて解説していきます。
鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)の漫画概要と基本情報

『鬼灯の冷徹』は、地獄を舞台にしたブラックコメディ漫画。
閻魔大王(えんまだいおう)の第一補佐官である鬼灯(ほおずき)を中心に、地獄の日常や様々な神話・伝説の登場人物たちとの交流を描いています。
作品名 | 鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ) |
作者名 | 江口夏実(えぐちなつみ) |
コミック巻数 | 全31巻 |
出版社 | 講談社 |
連載誌 | モーニング |
漫画ジャンル | ブラックコメディ、ファンタジー |
どこの出版社から連載されている?

『鬼灯の冷徹』は、講談社の週刊漫画雑誌「モーニング」で連載されていました。

講談社は日本の大手出版社の一つで、多くの人気漫画作品を世に送り出しています。
「モーニング」は青年向けの漫画雑誌として知られており、『鬼灯の冷徹』はその中でも特に人気を博した作品の一つです。
現在何巻・何話まで出版されている?完結はしているの?


『鬼灯の冷徹』は全31巻で完結しています。
2011年から2020年まで、約9年間にわたって連載されていました。



長期連載ながらも、最後まで高いクオリティを保ち続けた作品として評価されています。
あらすじ・ネタバレ
地獄では戦後の人口爆発や悪霊の凶暴化により、亡者(もうじゃ)があふれかえり獄卒(ごくそつ)たちは人材不足に悩まされていました。
そんな混沌(こんとん)とした状況の中、閻魔大王(えんまだいおう)の第一補佐官である鬼灯(ほおずき)が、地獄の272部署を取り仕切っています。
冷徹(れいてつ)でドSな鬼灯を中心に、個性豊かな地獄の住人たちの日常が描かれます。
地獄の業務や行事、他の神話や伝説の登場人物たちとの交流など、様々なエピソードが展開されてます。



人間にとっての地獄が鬼たちにとっては日常であるという設定が、作品の大きな特徴です。
登場人物・主要キャラクター





登場人物・主要キャラクターを、分かりやすいように表にまとめました。
鬼灯(ほおずき) | 主人公。閻魔大王の第一補佐官を務める鬼神。冷徹で有能。 |
閻魔大王(えんまだいおう) | 地獄の王。鬼灯に頼りきりの様子。 |
唐瓜(からうり) | 新人獄卒(ごくそつ)の一人。真面目だが少々抜けている。 |
茄子(なすび) | 新人獄卒の一人。唐瓜の相棒。 |
シロ | 鬼灯のペット。 |
柿助(かきすけ) | 元桃太郎のお供の猿。 |
ルリオ | 地獄の案内人。青い鳥。 |
お香(おこう) | 鬼灯の幼なじみ。衆合地獄(しゅごうじごく)の主任補佐。 |
白澤(はくたく) | 中国の神獣。鬼灯のライバル。 |
鬼灯(ほおずき)
主人公である鬼灯は、地獄の第一補佐官。
冷静沈着で仕事熱心、頭脳明晰(ずのうめいせき)で多才な人物。
閻魔大王を補佐し、地獄の運営に尽力しています。
厳格な性格で時に冷酷な一面も見せるが、どこか憎めないキャラクター。
閻魔大王(えんまだいおう)
地獄の王である閻魔大王は、温厚で心優しい性格。
鬼灯とは対照的に、のんびりとした雰囲気を持っています。
鬼灯に頼りきりな部分もあるが、地獄の平和を願う心優しい大王です。
唐瓜(からうり)
鬼灯の補佐官見習いである唐瓜は、真面目で心優しい青年。
鬼灯の厳しい指導にもめげずに努力する姿が、印象的です。
少し頼りない部分もあるが、成長していく姿も見どころ。
茄子(なすび)
同じく鬼灯の補佐官見習いである茄子は、唐瓜とは対照的に明るくお調子者な性格。
ムードメーカー的存在で、周囲を和ませています。
一方で、おっちょこちょいな一面もあり、トラブルを引き起こすことも。
シロ
地獄のアイドル的存在のシロ。
美しい白狐(びゃっこ)の姿をしています。
愛らしい容姿と振る舞いで、多くのファンから愛されキャラ的な立ち位置になっています。
柿助(かきすけ)
元桃太郎のお供の猿。
600年前のサルカニ合戦での死因がトラウマになっています。
ルリオ
地獄のアイドルであるルリオは、シロのライバル的存在。
セクシーな魅力で人気を集めています。
お香(おこう)
鬼灯に想いを寄せる鬼のお香は、妖艶(ようえん)な雰囲気を持つ女性。
鬼灯への一途な想いを胸に秘めています。
白澤(はくたく)
中国の伝承上の神獣である白澤は、博識(はくしき)な人物。
鬼灯とは犬猿(けんえん)の仲で、よく口論を繰り広げています。
鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)の魅力
『鬼灯の冷徹』の最大の魅力は、ブラックユーモア性にあります。
地獄という非日常的な舞台設定で、そこで繰り広げられる日常的な出来事や人間関係のやりとりが面白いと評判。
また様々な神話や伝説、民間信仰などの要素が盛り込まれており、読みながら知識も得られるという点も好評です。
作者の江口夏実(えぐちなつみ)さんの描写性が、作品の奥行きを深めています。



キャラクターデザインも魅力的で、それぞれのキャラクターの関係性や成長も見どころの一つです。
作者「江口夏実(えぐちなつみ)」さんは、どんな人?


江口夏実さんは1983年生まれの日本の漫画家。
東京都葛飾区出身で、女子美術大学 芸術学部 絵画科 日本画専攻を卒業しています。
会社員を経験した後、2010年に『非日常的な何気ない話』で第57回ちばてつや賞 一般部門佳作を受賞し、漫画家としてデビュー。



江口さんは水木しげるさんと、岡田あーみんさんを尊敬する漫画家として挙げているそうです。
江口夏実さんは、「鬼灯の冷徹」以外の作品は出版しているの?


江口夏実さんは、『鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)』以外にも作品を出しています。



主な作品には、以下のものがあります。
- 『出禁のモグラ』(2021年 – 『モーニング』連載中)
- 『ぬえはどうみえる?』(2020年、読み切り)
- 『閣下とヤンス』(2021年、読み切り)
- 『エクソシストは顔採用にしておけ』(2021年、読み切り)
また、他の作家の小説の装画も手がけているそうです。
漫画「鬼灯の冷徹」はどこで読める?全巻無料で読めたりする?


『鬼灯の冷徹』は、多くの電子書籍サイトで読むことができます。
主な配信サイトには、以下の通りです。



残念ながら、全巻を完全無料で読める正規の方法はありません。
しかし多くの電子書籍サイトでは期間限定の無料キャンペーンや、ポイント還元サービスなどを実施していることも。
これらを上手く活用することで、お得に読むことができるでしょう。
違法海外版サイト、漫画rawで読むのは危険なのでやめましょう!ウイルス感染の恐れあり
インターネット上には、違法にアップロードされた漫画を無料で読めるサイトが存在します。
しかし、これらのサイトを利用することは著作権法違反になります。



また一番危険なのがウイルス感染や個人情報の流出など、大きなリスクを伴うこと。
安全に、そして作者や出版社の権利を尊重しながら作品を楽しむためにも、正規の配信サイトの利用を推奨します。
まとめ|鬼灯の冷徹は複数の漫画サイトで取り扱いあり!
『鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)』は、地獄を舞台にしたブラックコメディ漫画。
全31巻で完結している本作は、多くの電子書籍サイトで読むことができます。
残念ながら全巻無料で読める正規の方法はありません。
ですが、各サイトのキャンペーンやポイント還元サービスを利用することでお得に楽しむことができるでしょう。



違法サイトの利用は避け安全に、そして作者や出版社の努力に報(むく)いる形で作品を楽しんでいただければと思います。
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