Kindleは、今や読書好きにとって欠かせないツールですよね。
でも家族とアカウントを共有している場合、「ちょっと見られたくない本があるんだけど…」と悩むこともあるのではないでしょうか。
本記事では、そんな悩みを解決するためにKindleを家族と共有している際に、特定の本を見られないようにするための対策を解説していきます。
Kindle共有時に家族に見られたくない場合の対策方法6選


Kindleには、残念ながら特定の書籍を非表示にする機能は搭載されていません。
しかし、いくつかの工夫をすることで見られたくない本を隠す、あるいは見られる機会を減らすことは可能です。
ここではKindleを家族と共有している際に、見られたくない本を隠すための6つの対策を紹介します。
【結論】Kindleアカウントを分けるのが一番確実!
Kindleで最も確実に見られたくない本を隠す方法は、結論として「アカウントを分ける」ことです。
なぜならKindleはアカウントに紐づいて書籍が管理されるため同じアカウントを共有している限り、どうしてもお互いのライブラリを閲覧できてしまうから。
アカウントを分けることで互いの読書履歴や購入した書籍が分離されるため、プライバシーをしっかりと守ることができます。
この方法は少し手間がかかるかもしれませんが、最も確実で効果的な対策と言えるでしょう。



特に家族と読書傾向が異なり共有することに抵抗がある場合は、アカウントを分けることを強くおすすめします。
子どもとKindleを共有している場合は、別途子ども用アカウントを作成する
お子さんとKindleを共有している場合は、まず「子ども用アカウント」を作成しましょう。
Amazonには、お子様向けの「Amazon Kids+」というサービスがあります。
Amazon Kids+を利用することで、お子様が閲覧できるコンテンツを制限したり利用時間を管理したりすることができます。
具体的には親アカウントで「Amazon Kids+」の設定を行い、お子様が利用するデバイスに紐づけることで親が選んだ書籍やアプリだけを表示させることができます。
これにより、お子様に見せたくない本を隠すだけでなく、お子様が不適切なコンテンツに触れるリスクも減らすことが可能。



また、お子様が誤って課金してしまう心配もなくなるため、安心してお子様にKindleを使わせることができるでしょう。
直接的な非表示機能はないが、見られたくない本は「デバイスから削除」をする
残念ながら、Kindleには直接的な非表示機能はありません。
ですが見られたくない本は「デバイスから削除」することで、物理的に見られる機会を減らすことができます。



デバイスから削除してもアカウントには購入履歴が残っているので、完全に消えるわけではありません。
しかし少なくともKindle端末やアプリ上では表示されなくなるため、家族が誤って閲覧してしまう可能性を下げることができます。
また本を削除しても必要な時に再ダウンロードできるため、一時的に隠しておきたい場合に有効な手段でしょう。
ただしデバイスから削除した本は、再度ダウンロードするまで読むことができないため注意が必要です。
見られたくない本をコレクションにまとめて、少しでもバレる機会を減らす
見られたくない本を、他の本と混ざらないように「コレクション」にまとめるのも有効な手段。



Kindleのコレクション機能は、ライブラリ内の本をジャンルやテーマごとに整理できる便利な機能です。
見られたくない本をまとめて特定のコレクションに格納することで、他の家族がライブラリを閲覧した際に見つけにくくすることができます。
コレクション名を「未読」「仕事用」など、他の人が怪しまないような名前にしておくのがおすすめです。
ただしコレクション機能はあくまで整理するためのものであり、本を隠蔽(いんぺい)する機能ではありません。
完全に隠すことはできない点を理解しておきましょう。
本の履歴削除を行い、過去に読んだ本を家族に見られることを防ぐ
Kindleには、過去に読んだ本の履歴を閲覧できる機能があります。
履歴を削除することで、家族が過去に読んだ本を知ることを防ぐことが可能。



具体的にはAmazon公式サイトまたはKindleアプリの設定から、閲覧履歴を削除しましょう。
ただし一度削除した履歴は復元できないため、注意が必要。
また履歴を削除しても購入履歴自体は消えないため、購入した本は家族に知られる可能性があります。
あくまで、過去に読んだ本を隠すための応急処置として考えておきましょう。
「おすすめ商品を正確にする」機能を利用し、読書履歴に基づくおすすめを表示させる
Kindleには、「おすすめ商品を正確にする」という機能があります。
これは過去の購入履歴や読書履歴に基づいて、ユーザーに合った本を勧めてくれる機能です。
機能をONにしておくことで読書傾向を学習し、家族の読書傾向とは異なるおすすめを表示してくれるようになります。
これにより家族があなたの読書傾向を推測するのを難しくし、結果的に見られたくない本がバレる可能性を下げることにつながります。



ただし、この機能はあくまで間接的な対策であり、見られたくない本そのものを隠せるわけではありません。
【改めて確認しておこう】Kindleを家族で共有する3つの注意点


Kindleを家族で共有する際には、いくつかの注意点があります。



注意点を事前に理解しておくことで、トラブルを未然に防ぐことにつながります。
ここでは、Kindleを家族で共有する際に注意すべき3つのポイントを解説します。
Kindleには非表示機能がないため、「見られたくない」と思っても完全に隠すことは困難
Kindleには、特定の書籍を非表示にする機能がありません。
そのため「家族に見られたくない」と思っても、完全に隠すことは非常に困難。
前述したようにデバイスから削除したりコレクションにまとめたりすることで、見られる機会を減らすことはできます。



しかしアカウントを共有している限り、どうしても他の家族が閲覧できてしまいます。
この点を理解した上で、Kindleを共有する必要があるでしょう。
特にプライバシーを重視する場合は、アカウントを分けた方が無難です。
アカウントを共有している場合、本人以外でも履歴や購入情報を確認できる
Kindleのアカウントを家族で共有している場合、本人以外でも読書履歴や購入情報を確認することができます。



なぜなら同じアカウントでログインしている限り、誰でも閲覧できる仕様になっているから。
そのため家族に読書傾向や購入した書籍を知られたくない場合は、アカウントを共有することは避けるべきです。
家族でKindleを共有する場合、個人のプライバシーを保護するのは、そもそも難しい
家族でKindleを共有する場合、個人のプライバシーを完全に保護するのは、そもそも難しいと言えます。
前述したようにアカウントを共有している限り、どうしても互いの読書履歴や購入情報を閲覧できてしまいます。
またKindleはクラウドサービスを利用しているためデバイスから削除しても、アカウントに紐づけられた情報は残ります。



そのため見られたくない本がある場合は、アカウントを分けるなど別の対策を講じる必要があるでしょう。
【じゃあどうすればいいの?】家族に見られたくない、と思ったときに実践してほしい3つのこと





「Kindleを共有しているけど、やっぱり見られたくない」と思った時、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、見られたくない本を隠すために実践してほしい3つのことを紹介します。
別のKindleアカウントを新規作成する
最も確実な方法は、別のKindleアカウントを新規作成すること。
アカウントを分けることで読書履歴や購入情報が分離されるため、互いにプライバシーを気にすることなくKindleを楽しむことが可能。
新規アカウントの作成は、Amazon公式サイトから簡単に行うことができます。
ただしアカウントを分ける場合は、それぞれのデバイスでアカウントを切り替える手間が発生するため、やや面倒ですが…
楽天Koboやdマガジンなどの、他電子書籍サービスの移行を検討する
Kindleにこだわらず、他の電子書籍サービスの利用も検討してみましょう。
例えば楽天Koboやdマガジンなど、世の中にはKindle以外にも様々な電子書籍サービスがあります。
これらのサービスにはKindleとは異なる独自の機能やコンテンツがあるため、新しい読書体験を楽しめるかもしれません。



また複数の電子書籍サービスを利用することで、目的に応じて使い分けることも可能でしょう。
読書中、家族に画面を見られたくないなら「のぞき見防止フィルム」がおすすめ
読書中に家族に画面を見られたくない場合は、「のぞき見防止フィルム」を使用するのがおすすめです。
のぞき見防止フィルムは、特定の角度からしか画面が見えなくなるようにするフィルムのこと。



これにより、隣にいる家族から画面を見られることを防ぐことができます。
のぞき見防止フィルムは、家電量販店やAmazon・楽天市場などで購入できます。
\ のぞき見防止フィルムを /
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【Q&A】Kindleで家族共有に関する、よくある質問


Kindleの家族共有に関して、よくある質問をまとめました。
Kindleの家族共有に制限はありますか?
はい、Kindleの家族共有には一定の制限があります。
まず、同一アカウント内で最大6台までの端末で共有が可能です。
ただしアカウントごと共有することになるため、履歴などが他の家族メンバーに見られる可能性があります。
Kindleの同期をオフにするには、どうすればいい?
Kindleの同期をオフにする方法は2つあります。
1つ目は、Amazonの公式サイトからオフにする方法。
「コンテンツと端末の管理」ページの「設定」タブにある、「端末の同期設定」をオフに切り替えます。
ただし、この方法ではアカウント所有者も含めてすべての端末で同期が無効になります。
2つ目の方法は、特定の端末だけ同期オフにする方法です。



これが一番おすすめ!
Kindle Paperwhite(ペーパーホワイト)や Oasis(オアシス)の場合、設定画面から「端末オプション」→「詳細設定」→「本の同期」と進みオフにします。
この方法なら家族が使用する端末のみ同期をオフにでき、自分の端末では同期を維持できます。
Kindleアプリで、子どもに制限をかけたいのですが?
Kindleアプリで子どもに制限をかける場合、Amazon Kids+を利用するのが効果的です。
Amazon Kids+は子ども向けのコンテンツを使い放題で提供する、サブスクリプションサービスのこと。
ただし、個別のコンテンツに対して細かい制限をかけることはできません。



代わりに、以下の方法で制限をかけることができます。
- 子ども用プロフィールを作成し、そこでAmazon Kids+の有効・無効を切り替える。
- 年齢制限フィルタを設定する。これにより、子どもの年齢に適したコンテンツのみを表示させることができます。
- 使用時間の制限を設定する。
Kindleは、何人まで共有できますか?
Kindleは、同一アカウント内で最大6台までの端末で共有することができます。



これは、家族や親しい友人との間で本を共有するのに十分な数といえるでしょう。
ただし、共有する際には以下の点に注意が必要です。
- アカウントごと共有することになるため、購入履歴や読書履歴が他の人に見られる可能性があります。
- 同時に6人が同じ本を読むことはできません。一度に1人のみが読むことができます。
- すべてのKindle本が共有可能というわけではありません。出版社や著者の権利により、共有が制限されている本もあります。
家族間でKindleを共有することで、おすすめの本を互いに紹介し合ったり読書体験を共有したりすることができ、非常に便利。
ただしプライバシーの観点から、共有する相手は信頼できる家族や友人に限定することを推奨します。
まとめ|家族に見られたくないなら、アカウントを別にするのが手っ取り早い


Kindleを家族で共有する場合、プライバシーを完全に守ることは難しいのが現状。



最も確実な対策は、別々のアカウントを作成することです。
また、その他の対策としてデバイスから削除したりコレクション機能を活用したり、のぞき見防止フィルムを使用したりすることで、ある程度プライバシーを保護することも可能です。
この記事を参考に、自分に合った方法でKindleを快適に利用してくださいね。
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