電子書籍の利便性を高めるKindleのハイライト機能。
しかし突然使えなくなってしまったり、そもそも機能しない本に遭遇したことはありませんか?

実は、ハイライトができない原因はいくつか考えられます。
本記事ではKindleでハイライトができない主な理由と対処法、さらには購入前の確認方法までを解説していきます。
Kindleでハイライトができない主な理由





Kindleで読書を楽しんでいるのに、ハイライト機能が使えないと困りますよね。
実は、その原因はいくつか考えられます。
ここでは、ハイライトができない主な理由を解説していきます。
固定レイアウト形式の書籍になっている
Kindleの書籍には、テキストの流し込み型と固定レイアウト型の2種類があります。
固定レイアウト形式の場合、ハイライト機能が使えないことがあります。



この形式は主に写真集や絵本、マンガなど、レイアウトが重要な書籍で採用されています。
固定レイアウト形式ではページが画像として扱われるため、テキストの選択やハイライトが無効化されています。
これは技術的な制限によるものであり読者にとっては不便に感じるかもしれませんが、作品の視覚的な魅力を損なわないための措置なので仕方ありません。
Kindleデバイスやアプリの不具合
時としてKindleデバイスやアプリの一時的な不具合が原因で、ハイライト機能が使えなくなることも。
これは、ソフトウェアのバグやデバイスの動作不良が引き起こしている可能性があります。



突然ハイライトができなくなった場合、まずはこの可能性を疑ってみましょう。
長時間の使用や、アプリの更新後に問題が発生することもあります。
サンプル版書籍のため機能が制限されている
Kindleでは、本を購入する前に内容を確認できるサンプル版が提供されています。
しかし、このサンプル版では機能が制限されておりハイライトが使えないことがあります。



サンプル版で全ての機能が使えてしまうと、本を購入してもらえなくなるため当然と言えば当然ですよね。
ただし購入後の完全版では通常、ハイライト機能が使用可能になります。
出版側の方針でハイライト機能が無効化されている
一部の出版社や著者は、自身の作品に対してハイライト機能を無効化しているケースもあります。
これは、著作権保護や不正利用の防止を目的としています。



例えば学術書や専門書など内容の無断転載や不適切な引用を防ぐために、このような措置が取られることがあります。
著作権保護に該当する書籍のためハイライト機能が使えない
特定の書籍では、著作権保護の観点からハイライト機能が制限されていることがあります。
これは、デジタルコンテンツの不正コピーや違法な共有を防ぐための措置。
著作権保護技術(DRM)が適用された書籍では、テキストの選択やコピーが制限されています。



結果として、ハイライト機能も使用できなくなっているということですね。
Kindleでハイライトができない場合の対処法


ハイライト機能が使えないと、読書体験が大きく損なわれてしまいます。



しかし、諦めるのは早計かもしれません。
ここでは、Kindleでハイライトができない場合の具体的な対処法を紹介します。
固定レイアウト形式の書籍でないか確認する
まず最初に、問題の書籍が固定レイアウト形式でないかを確認しましょう。
固定レイアウト形式の場合ハイライト機能が使えないのは仕様であり、対処のしようがありません。
確認方法は簡単。
本の表示設定を変更しようとしてフォントサイズや行間が調整できない場合、それは固定レイアウト形式の可能性が高いです。
また、Amazonの商品ページに「固定レイアウトで作成」という注意表示がある場合も、その書籍は固定レイアウト形式です。



このような場合、残念ながらハイライト機能を使用することはできません。
代わりにメモ機能を活用したり、紙と鉛筆で重要な箇所をメモするなど別の方法で対応する必要があるでしょう。
Kindleデバイスやアプリを再起動する
ハイライト機能が突然使えなくなった場合、Kindleデバイスやアプリの再起動が効果的なことがあります。
これは、一時的なソフトウェアの不具合を解消する方法になります。
Kindleデバイスの場合、電源ボタンを長押しして再起動。
スマートフォンやタブレットのKindleアプリの場合は、アプリを完全に終了させてから再度起動してみましょう。
この簡単な操作で、多くの場合問題が解決するはずです。



再起動後もハイライトができない場合は、次の対処法を試してみましょう。
Kindleデバイスやアプリを最新バージョンにする



ソフトウェアが最新版でない場合、機能の不具合が発生することがあります。
Kindleデバイスやアプリを最新バージョンにアップデートすることで、ハイライト機能の問題が解決する可能性があります。
Kindleデバイスの場合、設定メニューから「デバイスのオプションとソフトウェア」を選択し、「デバイスの更新」を実行。
スマートフォンやタブレットのKindleアプリは、各デバイスのアプリストアから最新版にアップデートしましょう。
定期的なアップデートはセキュリティの向上や新機能の追加だけでなく、既存の不具合修正にも効果があります。
常に最新版を使用するよう心がけましょう。
色々やって解決しない場合はAmazonのカスタマーサポートに問い合わせる
上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、Amazonのカスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。
専門のスタッフが個別の状況に応じたサポートを提供してくれます。
Amazonのウェブサイトやアプリから、「カスタマーサービス」や「ヘルプ」にアクセスし、問い合わせ方法を選択します。
電話、チャット、メールなど、複数の連絡手段が用意されています。
問い合わせの際は使用しているデバイスの種類、ソフトウェアのバージョン、問題が発生している書籍のタイトルなど、できるだけ詳細な情報を伝えましょう。



詳細の情報を伝えることで、迅速かつ的確な解決策が返ってくる可能性が高いです。
書籍を購入する前にハイライト機能が使えるかどうか確認しておこう!





ハイライト機能は、多くの読者にとって重宝する機能ですよね。
そのため書籍を購入する前に、その機能が使えるかどうかを確認しておくことを推奨します。
ここでは、ハイライト機能が使えるかどうかの事前確認方法を紹介します。
商品ページで「固定レイアウトで作成」という注意表示を確認する
Amazonの商品ページには、書籍の形式に関する情報が記載されています。
「固定レイアウトで作成」という表示がある場合、その書籍ではハイライト機能が使えない可能性が高いです。



この表示は通常、商品詳細の「本の仕様」に記載されています。
固定レイアウト形式は、マンガや写真集、絵本などのビジュアル重視の書籍によく使用されます。
ただしこの表示がない場合でも、出版社の方針や著作権保護の理由でハイライト機能が制限されている可能性も。
そのため、次の方法も併せて確認しておきましょう。
無料サンプルをダウンロードして実際に機能を試してみる
多くのKindle書籍では、無料のサンプルをダウンロードして内容の一部を試し読みすることができます。
サンプルを利用して、実際にハイライト機能が使えるかどうかを確認するのも1つの手段。
サンプルをダウンロードしたら、テキストを選択してハイライトを試みます。
ハイライトが可能であれば、購入後の本編でも同様に機能が使えると考えて良いでしょう。
ただしサンプル版では機能が制限されている場合もあるので、完全に信頼できる方法ではありません。



しかし、事前に確認する手段としては有効でしょう。
【Q&A】Kindleのハイライト機能のよくある質問





Kindleのハイライト機能に関して、様々な疑問を持っている人もいるでしょう。
ここでは、よくある質問とその回答をQ&A形式で紹介していきます。
ハイライト機能が使えない書籍はコピー機能も使えないの?
一般的にハイライト機能が使えない書籍では、コピー機能も使用できません。
これは、同じ技術的制限や著作権保護の理由によるもの。
固定レイアウト形式の書籍ではテキストが画像として扱われるため、選択やコピーが不可能。
また著作権保護が厳しい書籍でも、不正利用を防ぐためにテキストのコピーが制限されていることがあります。
ただし、一部例外も。
一部の書籍ではハイライトは不可能でもコピーは可能、といった設定がなされていることもあります。



具体的な機能の可否は個々の書籍によって異なるので、実際に試してみるのが確実でしょう。
ハイライト機能が使えない書籍はメモ機能も使えないの?



ハイライト機能が使えない書籍でも、メモ機能は使用できる場合があります。
これは、書籍の形式や出版社の設定によって異なります。
固定レイアウト形式の書籍では、ページ全体に対してメモを追加できることが多いです。
テキスト特定の部分を選択することはできませんが、ページ単位でメモを残すことが可能なケースもあります。
また著作権保護の観点からハイライトやコピーが制限されている書籍でも、メモ機能は使用可能なことも。
つまり「ハイライトが使えない=メモ機能が使えない」、ということではないです。
ですのでサンプルを試してみるなどして、メモ機能が動作するのかを確認するのが好ましいでしょう。
まとめ|ハイライトができない場合、まずは書籍形式を確認しよう!


Kindleでハイライトができない原因は様々です。



固定レイアウト形式、デバイスの不具合、著作権保護など複数の要因が考えられます。
対処法としては、まず書籍の形式を確認しましょう。
次にデバイスやアプリの再起動やアップデートを試みましょう。
それでも解決しない場合は、Amazonのカスタマーサポートに相談するのが賢明です。
また購入前に商品ページの表示を確認したり、サンプルをダウンロードして機能をテストすることでトラブルを事前に回避できるでしょう。
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